新しいワークモデルは公平性、インクルージョン、帰属性を重視
パンデミックによってリモートワークの導入が進み、多くの人がリモートワークを好んで選択するようになったことで、世界中の職場環境は大きく変わりました。様々な業界で、個々人の柔軟性や選択肢の拡大、通勤時間の短縮、家族や友人と過ごす時間の確保を可能にするより良いワークライフバランスが従業員から求められています。私たちは従業員のニーズを深く理解するため、当社の全従業員を対象とした調査を行い、当社のミッション、価値観、従業員ニーズに沿った新しいワークモデル(働き方のモデル)を開発しました。
2021年9月22日に導入された新しい独自のワークモデルであるバーチャルファーストは、コミュニティおよびOne Concernへの帰属意識の育成や、従業員の安全と健康を常に最優先とする中で、ワークフォースのデジタルトランスメーションに必要な柔軟性を提供するものであり、当社のコアバリューにも沿ったものとなっています。
バーチャルファーストでは、オフィスからの距離にかかわらず、バーチャルワークを従業員の基本的な働き方としています。従業員が働く場所を問わずサポートを受けられるよう、快適なリモートワーク環境を提供するため、インターネット接続に対する手当など、福利厚生も充実させています。
バーチャルファーストモデルは、現在の従業員をサポートするだけでなく、公平性とインクルージョンに関する取り組みを拡大することで、多様な人材の雇用を推進します。バーチャルファーストによって世界の様々な地域で活躍する従業員と顔を合わせられるだけでなく、既存のオフィスから離れた場所に住む人材を新たに雇用できる可能性があります。バーチャルファーストは、One Concernのミッションの実現、人材の獲得と定着、効率的なコラボレーションに欠かせないものといえます。
バーチャルファーストはOne Concernの従業員候補となる多様かつ優秀な人材のタレントプールを拡大する役割を果たすだけではありません。正直かつ謙虚に柔軟な姿勢で自分自身やOne Concernの中に潜むバイアスを発見したり、レジリエンスを自分自身、そして自分の周囲の人の中に育み、世界全体でレジリエンスの醸成に努めること、そして自分の言葉、決断、成功、失敗に対して責任を負うといった、One Concernのコアバリューに沿ったものとなっています。
今後、One Concernの現在のオンサイト(オフィス)は事実上、新たなオフサイト(職場から離れた場所)になります。これは、これまでオフサイトで行われていた活動がオンサイトで開催されることを意味します。近い将来、安全が確保されれば、ベイエリアや東京周辺の素敵な場所で従業員向けのイベントを実施できればと考えています。私たちには今、戦略を立てたり、交流したり、お祝いやラーニング、コミュニティ構築のための恒常的な場所ができました。
バーチャルファーストについての詳細は、今後順次発表していく予定です。また、従業員を対象にしたリモートワークへの適応調査も継続的に実施し、今後の施策に活かしていきます。
地球規模のレジリエンスは、レジリエントな組織の構築から始まります。そしてOne Concernにとって、バーチャルファーストは従業員と未来への投資のために戦略的に欠かせないものです。One Concernは優秀な人材を雇用し、その人材が地球最大の課題に取り組むにあたって最高の仕事ができるようにしたいと考えています。リモートかつ分散したワークフォースが進む世界において、レジリエンスの構築というミッションを継続するために、このような柔軟な働き方ができる未来を構築していきたいと思います。